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フリートウッド・マック「噂」♪ [Rock]

今回紹介するのは私の大好きなバンド

「フリートウッド・マック」の代表作です♪



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フリートウッド・マック/「噂」

フリートウッド・マックは1967年イギリスで結成
当時のメンバーはピーター・グリーンがメインに曲作りをし
もう一人のギター&ヴォーカルのジェレミー・スペンサー
を擁してギンギンのブルース・バンドでスタート
サンタナで有名な「ブラック・マジック・ウーマン」はこのバンドのオリジナル曲です

とはいえこのグループほどメンバーチェンジの激しいバンドも珍しく
毎年のようにメンバーチェンジを続け
結成からのオリジナルメンバーは
ドラムスのミック・フリートウッド(Freetwood)
ベースのジョン・マクヴィー(Macvie)の二人だけで
その二人の名前をくっつけたのがバンド名になっています


そして1974年12月に運命の出会いが・・・
活動拠点をアメリカに移しメンバーを探してたミックが
「バッキンガム・ニックス」というアメリカ人コンビに興味を持ち
リンジー・バッキンガムをメンバーに誘ったところ
当時ガールフレンドだったスティービー・ニックスを
一緒に加入するように提案し
ブリティッシュ.バンドからアメリカン・バンドへ変身するのです


後日、紹介予定の前作アルバム「ファンタスティック・マック」を
1975年に発表し全米1位を獲得しそれまでにない成功を収めます
そしてこのメンバーになって2枚目のアルバムを発表


さてその「噂」というアルバムですが・・・


リンジー・バッキンガムの軽快な「Second Hand News」で始まります



そして2曲目スティービー・ニックスの「Dreams」が大ヒット
初のアメリカ・シングルス・チャートでナンバーワンになり
アルバム「噂」はビルボードで31週1位に君臨し
グラミー賞の「1977年最優秀アルバム賞」を受賞
グループの全盛期を迎えます


フリートウッド・マックの女性ヴォーカルといったらスティービー・ニックスが
思い浮かびますがもう一人、クリスティン・マクヴィーがいます
彼女のしっとりとした歌声もまたこのグループにはなくてはならない歌姫です
「ソング・バード」はこのアルバムに入ってる彼女の名曲の一つになります


このアルバムには売れただけあってヒット曲が多いのですが
アルバムに先駆けて先行発売されたこの曲
リンジー・バッキンガムの「オン・ウェイ」
ヒットの予感を感じることができます

そしてこのアルバムには幻の曲があります
上記の「オン・ウェイ」がシングル発売になった時に
B面に収録されててアルバムには収録されなかった曲です


それがこのスティービー・ニックスの「シルバー・スプリングス』です
なかなかの名曲でそのためにシングル盤も買って聴いてました

※2004年にCDがリマスターされボーナストラックとして収録されました♪


このアルバムのワールドツアーで1977年に初来日公演があり
この時鳥取に居た私は日本武道館まで観にやって来ました!
LPレコードごそごそしてたら武道館で買った
パンフレットが出て来ました♪

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大きさはLPのジャケット(30×30)です♪

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いやぁ? 我ながら物持ちいいですね・・・
これ買ってからもう6回くらい引越ししてるんだけど
レコードは私の財産ですから・・・

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懐かしいというより記憶からなくなりかけてました(笑)

そして極め付けは・・・


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その時の入場券です!

最近のチケットってファミマとかに受け取りに行くと
機械で印刷して出てくるのでみ?んな同じデザインですからね
こういうミュージシャンのロゴ入りなんて懐かしいです♪

2500円ってのも時代を感じますね(笑)

一緒に他のグループも出て来たので後日のネタにしたいと思います

この記事のために「噂」数回聴いたけど
やっぱりいいアルバムです
ぜひ機会あれば聴いてくださいね?







Rumours -Deluxe-

Rumours -Deluxe-

  • アーティスト: Fleetwood Mac
  • 出版社/メーカー: Wea
  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: CD



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ウエストコーストの名盤♪ [Rock]

アメリカンロックの中でも大好きなウエストコースト・サウンド!
このアルバムを抜きにしてウエストコースト・ロックは語れないでしょう。

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Déjà vu / Crosby,Stills,Nash & Young (1970年)

こんなに個性の強い4人が集まったグループも珍しい。
元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリング・フィールドのスティブン・スティルス、元ホリーズのグレアム・ナッシュの3人で1969年に結成されたクロスビー・スティルス&ナッシュ(CS&N・・・1969年に1stアルバムを発表)に元バッファロー・スプリング・フィールドのニール・ヤングが加わったグループである。

もともとバッファロー・スプリング・フィールドはスティルスとヤングの対立で解散したんだけど、1年の短い間とはいえ、この二人が再び同じグループで音楽活動をするというのも不思議である。
とはいえ不仲ではなく音楽的な対立で、1976年にはスティルス・ヤング・バンドでコンビさえ組んでいる不思議な間柄なのだ。
(1988年には再びヤングが加わりCSN&Yとして2枚のアルバムを発表している)

このアルバムは、CSN&Yが1969年8月のウッドストックに参加し、その翌年に発表されている。
爆発的な大ヒットとなり、商業的にも知名度的にも頂点をきわめ、後のウエストコースト・ロックのグループのみならずハード・ロック・バンドにいたるまで影響を与えたロック至上欠かすことの出来ない名盤である。

A-1「Carry On」(S・スティルス)・・・独特のアコースティック・ギターのイントロから厚いコーラスのヴォーカルこの曲こそ「これぞウエストコースト・ロック!」って感じですでにノックアウトされてしまいます。
A-2「Teach Your Children」(G・ナッシュ)・・・映画「小さな恋のメロディ」のエンディング・テーマに使用された曲でマーク・レスターとトレーシー・ハイドがトロッコに乗って走っていく画面が今でもよみがえりますねぇ。
ジェリー・ガルシアが弾くペダルスチール・ギターが当時すごく新鮮でどうやって弾いてるのか興味津々だったなぁ。
A-3「Almost Cut My Hair」(D・クロスビー)・・・クロスビーらしい曲、ソロボーカルでコーラスは無い。
A-4「Helpless」(N・ヤング)・・・なんとYMOもカバーしてるヤングの名曲、彼の名盤ソロ・アルバム「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」へと続くサウンドは健在。
A-5「Woodstock」(ジョニ・ミッチェル)・・・J・ミッチェルは自身のアルバムでアコースティック・ヴァージョンで歌っているが、こちらはギターぎんぎんのハードなテイクとなっている。

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このアルバムも見開きジャケットになっているので開いた内ジャケットを・・・そしてB面

B-1「Deja Vu」(D・クロスビー)・・・難解な曲だがバンドのアンサンブルが抜群。
ギターの絡みが最高にカッコイイ、コーラスワークも素晴らしくドゥービーの「ハングマン」などかなりこの曲を参考にしてるぞ!
B-2「Our House」(G・ナッシュ)・・・親しみやすいメロディの曲、少し前に家のCMで使われてた。
B-3「4+20」(S・スティルス)・・・スティルスが生ギターで弾き語りで歌う、フィンガーピッキングがかっこよくて練習した人も多いんじゃないでしょうか。
B-4「Country Girl」(N・ヤング)・・・この曲を聴くとヤングとスティルスのコンビもいいですねぇ。
B-5「Everybody I Love You」(S・スティルス)・・・アルバムの最後を飾るこの曲も1曲目の「Carry On」同様ウエストコースト・ロックの王道を行く曲ですね。

久々にじっくり聴きましたが、どの曲も名曲ばかりでアメリカン・ロック史に残る名盤です。



デジャ・ヴ

デジャ・ヴ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD



紫の渓谷 / ライ・クーダー [Rock]

今回のアルバムはとってもイカしてるアルバムです♪

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INTO THE PURPLE VALLEY / RY COODER (1972年)

今ではボトルネック・ギターの名手として有名だがこの当時はマイナーで全く知らなかった。
友人に勧められて一度も聴いた事も無いのに購入・・・初めて聴いた感想は???
それまでドゥビーやイーグルスなどバンド中心で聴いていた私には、シンプルで古くさい感じ(当時聴いてそうだった)の曲風がやけに耳に残る印象深いアルバムだった。

ライ・クーダーは16歳のころから、ミュージシャンとして活動し、 ローリング・ストーンズのアルバム『レット・イット・ブリード』(1969年)に参加した後1970年にファースト・アルバムを発表。

彼にとって2枚目となるこのアルバムは「How Can You Keep on Moving」で始まるのだが1曲目からカッコいい!説明のしようがないのだ。
テクニックは申し分無く、オールデイズな曲風で気持ち良く聴けるアルバムです。

アナログLPならではなのだがB面にレコード盤をひっくり返し針を落とすと「On a Monday」が始まる・・・この曲はこのアルバムで一番好きな曲である、CDで聴くと7曲目になるのだけど、そのインパクトは7曲目ではいけないのだ!
やっぱり B面の1曲目 なんだな♪・・・とアナログならではの感性を呼び起こしてくれたこのアルバムは名盤でございます!
リトルフィートの「Willin」や「Sailin' Shoes」を彷彿する曲なのでこちらの好きな方にも聴いてほしいアルバムです。

その後、ライ・クーダーはアメリカや世界各国のルーツ・ミュージックを発掘し、世に広めたことは高く評価され「Chicken Skin Music」や「Jazz」とかの名盤をリリースして行くので今後紹介して行きたいと思います。


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このアルバムは見開きジャケットになっていて開いた内ジャケットの写真がまた良いんだねぇ・・・


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ということで裏ジャケットの写真です。



紫の峡谷<紙ジャケット仕様>

紫の峡谷<紙ジャケット仕様>

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/08/08
  • メディア: CD



KARLA BONOFF [Rock]

ワールドカップや仕事が忙しくてUP出来なくて久々の更新となりました。
今回のアルバムは大好きな女性ソングライターのカーラ・ボノフのデビュー・アルバム

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KARLA BONOFF (1977年)
カーラ・ボノフはロサンゼルス生まれ、1960年代に姉のリサとデュエットを組みライブハウスで演奏していたそうです。
そのライブを見て関心を持ったのが当時リンダ・ロンシュタットとストーン・ボニーズを組んでいたケニー・エドワーズで、1969年にストーン・ボニーズ解散後、カーラ・ボノフを誘いアンドリュー・ゴールド、ウェンディ・ウォルドマンと共にブリンドルというグループを結成しA&Mからシングル・デビューするのですがアルバム発売前にレコード会社とのトラブルで解散してしまいます。
その後、ケニー・エドワーズがリンダ・ロンシュタットのバッキング活動に戻り、カーラをリンダに紹介する事でカーラにチャンスが訪れます。
カーラの曲を気に入ったリンダは「Hasten Down The Wind」で3曲も取り上げアルバムは大ヒットしカーラ・ボノフの名もメジャーになりこのアルバム・デビューとなったのです。

このアルバムはケニー・エドワーズがプロデュースを勤め、リンダ・ロンシュタットのレコーディングやライブのバックを勤めるウエスト・コーストの凄腕ミュージシャンが勢揃いしています。
ケニー・エドワーズ、ラス・カンケル、リーランド・スクラー、ワディ・ワクテル、アンドリュー・ゴールド、ダン・ダグモア etc.そしてバック・ボーカルにはリンダ・ロンシュタット、J・D・サウザー、グレン・フレイ、ウェンディ・ウォルドマン等が参加している豪華版です。

カーラのピアノで始まりワディ・ワクテルのギターが絡んでくる「Someone To Lay Down Beside Me」はリンダ・ロンシュタットもレコーディングしている曲で、リンダほど派手さはないもののシンプルな歌声で彼女の世界に引き込まれて行きます。
「I Can't Hold On」はアップテンポの曲でバラードの多いカーラの曲の中でも明るく楽しい曲である。
「Lose Again」この曲もリンダ・ロンシュタットが取り上げた曲だが、シンプルなピアノのひき語りというスタイルで歌い上げている。
「Home」ではカントリー調なサウンドでダン・ダグモアのペダル・スチールがいい味を出している。
「Faces In The Wind」スケールの大きい曲だが、なんとなく自信なげな控えめなヴォーカルが気になる。
「Isn't It Alway Love」カーラらしいリズミカルな曲でこのアルバムのベスト・トラックと言って良い好きな曲である。
「If He's Ever Near」カーラがギターの弾き語りで歌い、バックミュージシャンがそっとサポートしてるような曲でライブのような雰囲気になっている。
「Flying Hight」この曲もカントリー調の曲。
「Falling Star」アコースティックなシンプルな演奏の曲だがカーラらしい哀愁が漂う美しい曲だ。
「Rose In The Garden」アルバム最後を飾るこの曲もピアノの弾き語り風、バックコーラスにケニー・エドワーズとリンダ・ロンシュタットが参加している。

どうしてもリンダ・ロンシュタットと比較してしまうのだけど、デビューアルバムだしリンダの円熟したボーカルと比べるのは酷だろう、しかしカーラ・ボノフの魅力は女性のけなげな美しさを歌う事が出来る事で独自の世界を作っている。
初々しい雰囲気の漂う傑作アルバムだと思っています。


Karla Bonoff

Karla Bonoff

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2008/03/01
  • メディア: CD



RONIN [Rock]

いろんなジャンルを小出しにしてどんな物を聞いてるのかを紹介がてらわりとメジャーな物からUPしてるんだけど、そろそろ玄人好みのアルバムを少しづつ紹介して行こうかな・・・

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RONIN (1980年)
このアルバムはリンダ・ロンシュタットのバックバンドをつとめていたミュージシャンが中心になって結成されたバンドで、リーダーはワディ・ワクテル(Vocal/Gutar)そしてダン・ダグモア(Guter/Pedal Steel)、スタンリー・シェルドン(Bass)、リック・マロッタ(Drums)の4人から成っている。
当初バンドに参加されると思われたドン・グロルニック(keyboard)はレコーディングには参加しているものの正式メンバーにはなっていない。
そしてプロデュースにはリンダ・ロンシュタットを手がけるピーター・アッシャーを迎えている。
まるでリンダのレコーディングをリンダ抜きで行ったって感じでしょうかぁ(笑)

ほとんどの曲はワディ・ワクテルが手がけていてローリング・ストーンズ・フリークを自負するだけあってストレートなロックンロールなスタイルでまとまっている。
さすがにリンダ・ロンシュタット以外にもキャロル・キングやジャクソン・ブラウン、J・D・サウザーなどウエストコーストのミュージシャンのレコーディングやツアー・バンドを勤める凄腕ミュージシャンのバンドだけあって安心して聴く事が出来る。

ちょうどリンダ・ロンシュタットの来日コンサートを見に行った時、RONINのメンバーがバックを勤めていたが最高のパフォーマンスを魅せてくれた。
その後、ウエストコースト・ツアーだったかジェームス・テイラーやJ・D・サウザーなど数名のジョイント・コンサートが日本で行われたが、その時はRONINとしても出演し貴重な生演奏を体験する事が出来た。
小柄なワディ・ワクテルがステージいっぱいにギターを弾く姿がやけにカッコ良くて魅了されたのを覚えている。
ただ単に有名ミュージシャンのセッションとは違い絶妙なタイミングでリズムを刻み、そのリズムの中にサウンドを飲み込んでしまうようなギター、独特なヴォーカルから伝わってくるロックンロールが強烈な名盤に仕上がっているアルバムである。

昔は発売してなかったけどCDは現在発売してるらしい・・・


BOYS IN THE TREES / CARLY SIMON [Rock]

ジェイムス・テイラー、キャロル・キングときたらこの人も外せないでしょう・・・ということで

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BOYS IN THE TREES / CARLY SIMON (1978)
アメリカを代表する女性シンガー・ソングライターといえば前回のキャロル・キングに勝るとも劣らない実績と人気の持ち主カーリー・サイモンです。
カーリー・サイモンといえば「うつろな愛」で有名な「ノー・シークレッツ」が一番に思い浮かべてしまいますが私の聞きたいアルバムはこの「BOYS IN THE TREES」です。

プロデューサーは凄腕「アリフ・マーディン」を迎えている。(つい先日お亡くなりになったそうです・・・享年74歳)
今回は彼の追悼ということでこのアルバムを選びました。
アリフ・マーディンは70~80年代にかけて名作を輩出・・・ロバータ・フラック、ダニー・ハザウェイ、アベレージ・ホワイト・バンド、ビージーズ、マンハッタン・トランスファー、ロッド・スチュアート、ロイ・ブキャナン、カーリー・サイモン、チャカ・カーン・・・最近ではノラ・ジョーンズ
彼の名前は知らなくても手がけたアルバムはきっとみんなが耳にしてるはず・・・
クインシー・ジョーンズに並ぶ名プロデューサーでした、ご冥福をお祈りいたします。

さてこのアルバムはドゥービー・ブラザーズアルバムにも収められている、マイク・マクドナルドとの共作「You Belong To Me」で始まる。
参加ミュージシャンはギターにコーネル・デュプリー、エリック・ゲイル、キーボードにリチャード・ティー、ベースにゴードン・エドワーズ、ドラムスにスティーブ・ガッド・・・おいおい「スタッフ」じゃん、サックスはデビッド・サンボーンときたぁ!豪華じゃないですかぁ・・・ドゥービーのトラックと聞き比べるのも面白い。
2曲目以降は当時の旦那ジェイムス・テイラーも参加しているアコースティックなナンバーが続く「Devoted To You」などはジェイムス・テイラーとのデュエット曲になっていて当時の仲むつましいところを聞かせてくれる。
Side Two(CDだと7曲目)に移って「Tranquillo (Meiy My Heart)」では共作にジェイムス・テイラーとアリフ・マーディンの名前も入っているじゃありませんか、ベースには私の大好きなトニー・レヴィンまで参加しています。

代表曲などは収録されてはいないけどアリフ・マーディンの名プロデュースのもと、洗練されたミュージシャンに支えられカーリー・サイモンの世界が見事に描かれたアルバムである。

・・・このレコードは輸入盤を持ってるんだけど数ヶ所針が飛ぶところがあって残念であった(涙)


Boys in the Trees

Boys in the Trees

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino/Elektra
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: CD



JT / JAMES TAYLOR [Rock]

4月にキャロル・キングとのジョイントで久々に来日するジェイムス・テイラー
地味だが名作揃いの彼のアルバムでのお気に入りは

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JT / JAMES TAYLOR (1977)

「JT」はくしくも以前UPしたジャクソン・ブラウンの「孤独なランナー」と同じ年の1977年に発表されたアルバムである。

プロデューサーにはジェイムスを見出し初期のアルバム・プロデュースを手がけ、その後リンダ・ロンシュタットのアルバム等で有名なピーター・アッシャーを再び迎えている。
さらにスタジオ・ミュージシャンには、これもジェイムスの初期のアルバムから参加していて「孤独なランナー」にも参加しているダニー・クーチ(ギター)リーランド・スクラー(ベース)ラス・カンケル(ドラムス)それにドクター・クラレンス・マクドナルド(キーボード)に当時奥さんであったカーリー・サイモンやリンダ・ロンシュタット、デヴィッド・サンボーンなどがゲストで参加している。

当然、これだけデビュー・アルバムに携わっているプロデューサーやミュージシャンが集まった事でアルバム発売当初は『あの名盤「スイート・ベイビー・ジェイムス」が蘇った』などというキャッチ・コピーで宣伝されたものである。
しかし1曲目の「Your Smiling Face」や「Honey Don't Leave L.A.」「I Wos Only Telling A Lie」の3曲はいままでのジェイムスのアルバムではあまり聴かなかったロックン・ロール調の曲で面食らってしまう。
でも他の曲はいままでのジェイムスらしいしっとりとした曲調でまとめてある。

彼のアルバムを聴いていると彼のやさしさに心良く包まれて行き、とても気持ちが落ち着いてくる。
ジェイムス中期の名盤で今聴いても新鮮なアルバムで30年以上たってるのが信じられないくらいだ。

このブログを始めたおかげで久々にこんな素敵なアルバムを聴く事が出来た、感謝です♪

JT

JT

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Columbia
  • 発売日: 2000/04/27
  • メディア: CD



RUNNING ON EMPTY / JACKSON BROWNE [Rock]

今、シェリル・クロウとのジョイント・ツアーで来日中のジャクソン・ブラウン。
今回は公演を観に行かないので久々にこのレコードが聴きたくなった♪

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RUNNING ON EMPTY / JACKSON BROWNE(1977)
ジャクソン・ブラウンは私の大好きなミュージシャンの一人で3・4回来日公演にも行ったことがある。
このアルバムは名作「プリテンダー」に続いて発表されたライブ・アルバムだ。
ツアー・メンバーはいつもレコーディングに参加しているおなじみのミュージシャンが勢揃いしている。
デイヴィッド・リンドレー(フィドル、ラップ・スティール)以外は、ダニー・コーチマー(ギター)、ラス・カンケル(ドラムス)、リーランド・スクラー(ベース)、クレイグ・ダーギ(キーボード)のセクションのメンバーで構成されている。
さらにダグ・ヘイウッド、ローズマリー・バトラーがバックコーラスで参加している。
このメンバーでの来日公演も見る機会があったが鳥肌もので素晴らしかった♪

このアルバムではジャクソン・ブラウンのオリジナルは2曲のみで4曲が共作、2曲がカバー曲となっている。
オープニングを飾る「Running On Empty」・・・のっけからラス・カンケルの軽快なドラミングにのってジャクソンらしい曲で歌い上げるとデイヴィッド・リンドレーのラップ・スティールでジャクソンの世界に引き込まれていく。
「The Road」・・・ダニー・オキーフの曲で前半は生ギターとデイヴィッドのフィドルのみで語りかけるように歌い、途中から全員の演奏になっていく。
「Rosie」・・・ドナルド・ミラーとの共作でピアノの弾き語り、ダグとローズマリーのバックコーラスが曲を盛り上げている。
「You Love The Thunder」・・・ジャクソンのオリジナル曲、どことなく憂いを感じるジャクソンらしい曲調でバンドの演奏も完成された世界にはまってジャクソン・ファンにはたまらない曲である。
「Cocaine」・・・ゲイリー・デイヴィスの曲でステージでのテイクではなくリハーサル・ルームでのセッション。
「Shaky Town」・・・ギターで参加しているダニー・コーチマーの曲で彼のバック・ヴォーカルが聞ける。
「Love Needs A Heart」・・・リトルフィートのローウェル・ジョージ、ヴァレリー・カーターとの共作という珍しい曲
どんな曲もジャクソンならではの曲に仕上がってしまうのがいいんですね。
「Nothing But Time」・・・このテイクはツアー・バスの中でのセッションでバスの走る音がバックで聞こえている。
「The Road-Out」・・・ブラウン・ガロファロとの共作・・・ステージが終わり、セットを片付け運び出す、だけどまだ歌いたいからピアノだけは残しておいて・・・と歌うこの曲からそのまま最終曲「Stay」とつながれていく。
この曲ではメンバーのヴォーカルも聴けるハイライト・ナンバーとなっている。

ジャクソン・ブラウンのツアーの中でも最強のミュージシャンが参加したこのライブ・アルバムは、シンプルだけど力強いリズム・セクションと音楽職人たちの名演奏が収められた私のベスト・アルバムのひとつです。



孤独なランナー

孤独なランナー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD



Fleetwood Mac LIVE (海賊盤) [Rock]

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Fleetwood Mac (1977 LIVE 海賊盤)
このアルバムは輸入盤専門店で偶然見つけた海賊盤です。
当然ライナーノートもなく、レコーディング・データも記載がありません。
2枚組で全14曲収録・・・1977年にブラジルで発売されたレコードらしい。
収録曲から見て「ファンタスティック・マック」のツアーの模様を収めたライブ・アルバム、1977年発表の「噂」の収録曲は入っていないがこのメンバーでのアルバム未収録曲(昔のフリートウッドマックの曲)も収録されている。
不思議なことに1枚目のB面(SideⅡ)のみなぜかピーターグリーン在籍メンバー時のスタジオ録音の音源が収録されている。

Side Ⅰ
「I'm So Afraid」・・・リンジー・バッキンガムのギターで始まる新生マックの名曲
「Oh,Well」・・・新生マックのライブではいつも演奏されてるピーター・グリーンの曲でリンジーがヴォーカルをとっているギターのリフがかっこ良い。
「World Turning」・・・これも新生マックの曲でライブでは途中ミックがステージ中央に出てトーキング・ドラムソロを行うがたっぷりその模様も収録されている。

Side Ⅱ
「Just Like You Used To Be」・・・クリスティン・マクヴィーのボーカルの曲だがどのアルバムにも収録されてなく詳細は不明

「Green Manalishi」・・・この曲からピーター・グリーン在籍時のスタジオ録音が3曲収録されている。
ピーター・グリーンらしい怪しげな曲調で一度聞いたら忘れられない名曲!
SideⅣではリンジー演奏のライブ・バージョンが収録されているので聞き比べるのも面白い。
「Homework」・・・ブルース・ジャム/フリートウッドマックに収録されている。
「World In Harmony」・・・随分後になって発売されたいろんな初期マックのアルバムにも収録されてるインストルメンタル

Side Ⅲ
「Station Man」・・・この曲から再びライブに戻り「Kiln House」に収録されてたダニー・カーワンの曲でリンジーのボーカル曲だがまだなじんでない感じの演奏になっている。
「Spare Me A Little」・・・「Bare Trees」に収録されてるクリスティンらしい曲
「Rhiannon」・・・ジャケットにもなっているスティーヴィー・ニックスの曲で彼女の人気を決定付け、さらに名実ともにビッグ・アーチストの仲間入りした名曲

Side Ⅳ
「Why」・・・「Mystery To Me」に収録されているクリスティンらしいやさしい曲で、何度となくメンバー・チェンジを繰り返すバンドの中でやっとマッチしたメンバーとめぐり合ったって感じをうけるのは私だけであろうか・・・
「Landslide」・・・スティーヴィーの曲でリンジーのアコースティック・ギターでしっとりと歌っている。
「Over My Head」・・・クリスティンの曲、新生マックはリンジー&ニックスが注目されがちだけどクリスティンがいてうまくバランスが取れてる
「Green Manalishi」・・・前出のピーターの曲をリンジーが演奏するライブ・バージョン、来日の時この曲は演奏しなかったけど聴きたかったなぁ

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こちらが裏ジャケットです。
さすがに正規盤ではないので音はモコモコしてて聴きにくいがライブの緊張感は充分伝わってくる。
ちょうど新生マックになって1枚しかアルバムを発表してない頃のライブなので旧マックの曲も数曲入って変貌していく過渡期の貴重な音源となっている。
昔のマックも聴き直したくなってしまった、ボブ・ウェルチもけっこう好きなんですよね♪

BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM [Rock]

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BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM (1973)
このアルバムはフリートウッド・マックに参加以前にスティービー・ニックスとリンジー・バッキンガムがデュオとして発表した唯一のアルバムである。

ライナーノートによると「フリッツ」というグループで二人は出会い解散後、コンビを組み曲作りに励みレコード会社に売り込みを続けるうちポリドールと契約しこのアルバムを製作したらしい。

ニックスとバッキンガムが4曲づつ、共作が1曲にカバー曲(インスト)が1曲収められているがサウンド的にはフリートウッド・マックにオーディション無しで誘われた事でもわかるように親しみ易いメロディーラインのポップス性豊かな曲で溢れている。
4曲目の「クリスタル」(スティービーの曲でヴォーカルはバッキンガム)は1976年二人が参加して初めてのフリートウッド・マックのアルバム「ファンタスティック・マック」にも収録されている。
どの曲も後のフリートウッド・マックを彷彿させる曲調で再録してもいいくらい完成度は高い。

残念ながらCD化されてなく現在では入手不可能な貴重盤となっているようだ。



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