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BOYS IN THE TREES / CARLY SIMON [Rock]

ジェイムス・テイラー、キャロル・キングときたらこの人も外せないでしょう・・・ということで

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BOYS IN THE TREES / CARLY SIMON (1978)
アメリカを代表する女性シンガー・ソングライターといえば前回のキャロル・キングに勝るとも劣らない実績と人気の持ち主カーリー・サイモンです。
カーリー・サイモンといえば「うつろな愛」で有名な「ノー・シークレッツ」が一番に思い浮かべてしまいますが私の聞きたいアルバムはこの「BOYS IN THE TREES」です。

プロデューサーは凄腕「アリフ・マーディン」を迎えている。(つい先日お亡くなりになったそうです・・・享年74歳)
今回は彼の追悼ということでこのアルバムを選びました。
アリフ・マーディンは70~80年代にかけて名作を輩出・・・ロバータ・フラック、ダニー・ハザウェイ、アベレージ・ホワイト・バンド、ビージーズ、マンハッタン・トランスファー、ロッド・スチュアート、ロイ・ブキャナン、カーリー・サイモン、チャカ・カーン・・・最近ではノラ・ジョーンズ
彼の名前は知らなくても手がけたアルバムはきっとみんなが耳にしてるはず・・・
クインシー・ジョーンズに並ぶ名プロデューサーでした、ご冥福をお祈りいたします。

さてこのアルバムはドゥービー・ブラザーズアルバムにも収められている、マイク・マクドナルドとの共作「You Belong To Me」で始まる。
参加ミュージシャンはギターにコーネル・デュプリー、エリック・ゲイル、キーボードにリチャード・ティー、ベースにゴードン・エドワーズ、ドラムスにスティーブ・ガッド・・・おいおい「スタッフ」じゃん、サックスはデビッド・サンボーンときたぁ!豪華じゃないですかぁ・・・ドゥービーのトラックと聞き比べるのも面白い。
2曲目以降は当時の旦那ジェイムス・テイラーも参加しているアコースティックなナンバーが続く「Devoted To You」などはジェイムス・テイラーとのデュエット曲になっていて当時の仲むつましいところを聞かせてくれる。
Side Two(CDだと7曲目)に移って「Tranquillo (Meiy My Heart)」では共作にジェイムス・テイラーとアリフ・マーディンの名前も入っているじゃありませんか、ベースには私の大好きなトニー・レヴィンまで参加しています。

代表曲などは収録されてはいないけどアリフ・マーディンの名プロデュースのもと、洗練されたミュージシャンに支えられカーリー・サイモンの世界が見事に描かれたアルバムである。

・・・このレコードは輸入盤を持ってるんだけど数ヶ所針が飛ぶところがあって残念であった(涙)


Boys in the Trees

Boys in the Trees

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino/Elektra
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: CD



キャロル・キングの名作 [Pop]

前回UPしたジェイムス・テイラーとのジョイントコンサートを行うキャロル・キング
こちらも聴かなくてはと、さっそく引っ張り出して久々に聴いてみた。

つづれおり.JPG

TAPESTRY (邦題:つづれおり) / CAROLE KING (1971)
1971年に発表されたセカンド・アルバム、なんと40年近く前のアルバムになってしまうんですね。
さすがにこのアルバムをはじめて聴いたのは発表されてしばらくしてからだけど彼女の音楽歴はさらにさかのぼって1960年からだという・・・いったい今年いくつになるのか?
1962年ビルボード第1位を獲得したリトル・エヴァの「ロコ・モーション」(シルヴィ・ヴァルタンやグランド・ファンクもカヴァー)を作曲し脚光をあびライターとして活躍。
1970年からシンガー・ソングライターとしての活動を本格的に開始しファースト・アルバムを発表。
翌年発表されたセカンド・アルバムがこの「TAPESTRY」である。

ミュージシャンにはジェイムス・テイラー(A・G)ダニー・クーチ(E・G)ラス・カンケル(D)らも参加している。
なんといっても名曲揃いのアルバムでキャロル・キングは知らなくても聴けば「この曲知ってる!」と言われそうな曲が収められている。
「It's Too Late」は5週連続全米No.1を獲得している。
「You've Got A Friend」はジェイムス・テイラーがカバーしこちらもシングル・チャートNo.1となっている。
この曲で彼女を知ったんだけど「あなたが元気なく悩んでる時には僕の名前を呼んでくれればどこにいても、すぐに君のところに飛んで行くよ、だって君は僕の友達だから・・・」歌詞に感動したものだ。
他にも「So Far Away 」「Will You Love Me Tomorrow?」など聴きなじみの曲が収められている。

そしてこのアルバムでグラミー賞4部門制覇、全米アルバムチャートで15週連続No.1、その後も5年以上連続でトップ100にとどまるロング・セラーで世界中で2200万枚を超える驚異的なヒットを記録した歴史的名盤である。
現在のシンガー・ソングライターに多大なる影響を与えたミュージシャンである。

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MUSIC / CAROLE KING (1971)
そして同年に続いて発表されたサード・アルバム「Music」・・・「TAPESTRY」の延長線上のこのアルバムも前作に劣らない名曲揃いの名作だ。
切々と歌い上げるキャロル・キングの世界にどっぷりとはまってしまった。
どちらのアルバムもいつまでたっても色あせない名盤である。

キャロル・キングとジェイムス・テイラーのコンサートに行きたくなってしまったなぁ・・・


つづれおり

つづれおり

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: CD



キャロル・キング・ミュージック(紙ジャケット仕様)

キャロル・キング・ミュージック(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD



JT / JAMES TAYLOR [Rock]

4月にキャロル・キングとのジョイントで久々に来日するジェイムス・テイラー
地味だが名作揃いの彼のアルバムでのお気に入りは

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JT / JAMES TAYLOR (1977)

「JT」はくしくも以前UPしたジャクソン・ブラウンの「孤独なランナー」と同じ年の1977年に発表されたアルバムである。

プロデューサーにはジェイムスを見出し初期のアルバム・プロデュースを手がけ、その後リンダ・ロンシュタットのアルバム等で有名なピーター・アッシャーを再び迎えている。
さらにスタジオ・ミュージシャンには、これもジェイムスの初期のアルバムから参加していて「孤独なランナー」にも参加しているダニー・クーチ(ギター)リーランド・スクラー(ベース)ラス・カンケル(ドラムス)それにドクター・クラレンス・マクドナルド(キーボード)に当時奥さんであったカーリー・サイモンやリンダ・ロンシュタット、デヴィッド・サンボーンなどがゲストで参加している。

当然、これだけデビュー・アルバムに携わっているプロデューサーやミュージシャンが集まった事でアルバム発売当初は『あの名盤「スイート・ベイビー・ジェイムス」が蘇った』などというキャッチ・コピーで宣伝されたものである。
しかし1曲目の「Your Smiling Face」や「Honey Don't Leave L.A.」「I Wos Only Telling A Lie」の3曲はいままでのジェイムスのアルバムではあまり聴かなかったロックン・ロール調の曲で面食らってしまう。
でも他の曲はいままでのジェイムスらしいしっとりとした曲調でまとめてある。

彼のアルバムを聴いていると彼のやさしさに心良く包まれて行き、とても気持ちが落ち着いてくる。
ジェイムス中期の名盤で今聴いても新鮮なアルバムで30年以上たってるのが信じられないくらいだ。

このブログを始めたおかげで久々にこんな素敵なアルバムを聴く事が出来た、感謝です♪

JT

JT

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Columbia
  • 発売日: 2000/04/27
  • メディア: CD



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