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ウエストコーストの名盤♪ [Rock]

アメリカンロックの中でも大好きなウエストコースト・サウンド!
このアルバムを抜きにしてウエストコースト・ロックは語れないでしょう。

Deja Vu.JPG

Déjà vu / Crosby,Stills,Nash & Young (1970年)

こんなに個性の強い4人が集まったグループも珍しい。
元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリング・フィールドのスティブン・スティルス、元ホリーズのグレアム・ナッシュの3人で1969年に結成されたクロスビー・スティルス&ナッシュ(CS&N・・・1969年に1stアルバムを発表)に元バッファロー・スプリング・フィールドのニール・ヤングが加わったグループである。

もともとバッファロー・スプリング・フィールドはスティルスとヤングの対立で解散したんだけど、1年の短い間とはいえ、この二人が再び同じグループで音楽活動をするというのも不思議である。
とはいえ不仲ではなく音楽的な対立で、1976年にはスティルス・ヤング・バンドでコンビさえ組んでいる不思議な間柄なのだ。
(1988年には再びヤングが加わりCSN&Yとして2枚のアルバムを発表している)

このアルバムは、CSN&Yが1969年8月のウッドストックに参加し、その翌年に発表されている。
爆発的な大ヒットとなり、商業的にも知名度的にも頂点をきわめ、後のウエストコースト・ロックのグループのみならずハード・ロック・バンドにいたるまで影響を与えたロック至上欠かすことの出来ない名盤である。

A-1「Carry On」(S・スティルス)・・・独特のアコースティック・ギターのイントロから厚いコーラスのヴォーカルこの曲こそ「これぞウエストコースト・ロック!」って感じですでにノックアウトされてしまいます。
A-2「Teach Your Children」(G・ナッシュ)・・・映画「小さな恋のメロディ」のエンディング・テーマに使用された曲でマーク・レスターとトレーシー・ハイドがトロッコに乗って走っていく画面が今でもよみがえりますねぇ。
ジェリー・ガルシアが弾くペダルスチール・ギターが当時すごく新鮮でどうやって弾いてるのか興味津々だったなぁ。
A-3「Almost Cut My Hair」(D・クロスビー)・・・クロスビーらしい曲、ソロボーカルでコーラスは無い。
A-4「Helpless」(N・ヤング)・・・なんとYMOもカバーしてるヤングの名曲、彼の名盤ソロ・アルバム「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」へと続くサウンドは健在。
A-5「Woodstock」(ジョニ・ミッチェル)・・・J・ミッチェルは自身のアルバムでアコースティック・ヴァージョンで歌っているが、こちらはギターぎんぎんのハードなテイクとなっている。

CSN&Y 2.JPG
このアルバムも見開きジャケットになっているので開いた内ジャケットを・・・そしてB面

B-1「Deja Vu」(D・クロスビー)・・・難解な曲だがバンドのアンサンブルが抜群。
ギターの絡みが最高にカッコイイ、コーラスワークも素晴らしくドゥービーの「ハングマン」などかなりこの曲を参考にしてるぞ!
B-2「Our House」(G・ナッシュ)・・・親しみやすいメロディの曲、少し前に家のCMで使われてた。
B-3「4+20」(S・スティルス)・・・スティルスが生ギターで弾き語りで歌う、フィンガーピッキングがかっこよくて練習した人も多いんじゃないでしょうか。
B-4「Country Girl」(N・ヤング)・・・この曲を聴くとヤングとスティルスのコンビもいいですねぇ。
B-5「Everybody I Love You」(S・スティルス)・・・アルバムの最後を飾るこの曲も1曲目の「Carry On」同様ウエストコースト・ロックの王道を行く曲ですね。

久々にじっくり聴きましたが、どの曲も名曲ばかりでアメリカン・ロック史に残る名盤です。



デジャ・ヴ

デジャ・ヴ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD



紫の渓谷 / ライ・クーダー [Rock]

今回のアルバムはとってもイカしてるアルバムです♪

紫の渓谷A.JPG

INTO THE PURPLE VALLEY / RY COODER (1972年)

今ではボトルネック・ギターの名手として有名だがこの当時はマイナーで全く知らなかった。
友人に勧められて一度も聴いた事も無いのに購入・・・初めて聴いた感想は???
それまでドゥビーやイーグルスなどバンド中心で聴いていた私には、シンプルで古くさい感じ(当時聴いてそうだった)の曲風がやけに耳に残る印象深いアルバムだった。

ライ・クーダーは16歳のころから、ミュージシャンとして活動し、 ローリング・ストーンズのアルバム『レット・イット・ブリード』(1969年)に参加した後1970年にファースト・アルバムを発表。

彼にとって2枚目となるこのアルバムは「How Can You Keep on Moving」で始まるのだが1曲目からカッコいい!説明のしようがないのだ。
テクニックは申し分無く、オールデイズな曲風で気持ち良く聴けるアルバムです。

アナログLPならではなのだがB面にレコード盤をひっくり返し針を落とすと「On a Monday」が始まる・・・この曲はこのアルバムで一番好きな曲である、CDで聴くと7曲目になるのだけど、そのインパクトは7曲目ではいけないのだ!
やっぱり B面の1曲目 なんだな♪・・・とアナログならではの感性を呼び起こしてくれたこのアルバムは名盤でございます!
リトルフィートの「Willin」や「Sailin' Shoes」を彷彿する曲なのでこちらの好きな方にも聴いてほしいアルバムです。

その後、ライ・クーダーはアメリカや世界各国のルーツ・ミュージックを発掘し、世に広めたことは高く評価され「Chicken Skin Music」や「Jazz」とかの名盤をリリースして行くので今後紹介して行きたいと思います。


紫の渓谷C.JPG
このアルバムは見開きジャケットになっていて開いた内ジャケットの写真がまた良いんだねぇ・・・


紫の渓谷B.JPG
ということで裏ジャケットの写真です。



紫の峡谷<紙ジャケット仕様>

紫の峡谷<紙ジャケット仕様>

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/08/08
  • メディア: CD



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