SSブログ

Pat Metheny Group [JAZZ]

私は昔、JAZZはあまり聞かなかった、というより聞くチャンスが無かった。
そして転勤で鳥取に居た頃「はいから亭」というJazz喫茶のマスターと知り合い毎日夕食後に通ったものだ。
とにかく毎日夜遅く閉店時間までJazzのレコードを聞かせてもらった。
パット・メセニーを初めて聞いたのもこのお店だった。
1975年にジャコ・パストリアスを迎えて発表した初リーダー作『ブライト・サイズ・ライフ』も大好きで後日UPしたいと思う。
そして来日の鳥取公演の協賛をお店が行うというのでこのアルバムを良く聞いたものだ。

Pat Metheny Group.JPG

Pat Metheny Group (1978年)
邦題は「想い出のサン・ロレンツォ」・・・1978年に結成され
オリジナルメンバーはパット・メセニー(Guitars)に加え、ライル・メイズ(Piano)マーク・イーガン(Bass)ダン・ゴッドリープ(Drums)
ジャケットのサインは見に行った鳥取公演の時にメンバー全員が書いてくれたものである。(私の名前が書いてある部分は消してます・・・)
1曲目はパットとライルの共作「San Lorenzo」で始まる。軽快なテンポのこの曲はグループとして初アルバムの冒頭を飾るにふさわしく各メンバーの力量が伺える演奏を聞かせてくれている。
2曲目の「Phase Dance」もパットとライズの共作で「San Lorenzo」に似た曲調である。
3曲目からはパットの曲で「Jaco」はパットの良き音楽仲間のジャコ・パストリアスに捧げられた曲だろう、マークのベース・ソロがフューチャーされている。
4曲目「Aprilwind」はパットのギターのみの曲でそのまま5曲目「April joy」へと続いていく。
6曲目「Lone Jack」は再びパットとライルの共作のアップテンポの曲でパットとライルのコンビネーションが素晴らしいハーモニーを奏でてる。
アルバム全体が一つの組曲のような構成になっていてパット独特のギターとECMレコード特有の透明感のある音質が快い傑作である。



想い出のサン・ロレンツォ

想い出のサン・ロレンツォ

  • アーティスト: パット・メセニー,ライル・メイズ,マーク・イーガン,ダン・ゴットリーブ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: CD



Fleetwood Mac LIVE (海賊盤) [Rock]

Fleetwood mac 5.JPG

Fleetwood Mac (1977 LIVE 海賊盤)
このアルバムは輸入盤専門店で偶然見つけた海賊盤です。
当然ライナーノートもなく、レコーディング・データも記載がありません。
2枚組で全14曲収録・・・1977年にブラジルで発売されたレコードらしい。
収録曲から見て「ファンタスティック・マック」のツアーの模様を収めたライブ・アルバム、1977年発表の「噂」の収録曲は入っていないがこのメンバーでのアルバム未収録曲(昔のフリートウッドマックの曲)も収録されている。
不思議なことに1枚目のB面(SideⅡ)のみなぜかピーターグリーン在籍メンバー時のスタジオ録音の音源が収録されている。

Side Ⅰ
「I'm So Afraid」・・・リンジー・バッキンガムのギターで始まる新生マックの名曲
「Oh,Well」・・・新生マックのライブではいつも演奏されてるピーター・グリーンの曲でリンジーがヴォーカルをとっているギターのリフがかっこ良い。
「World Turning」・・・これも新生マックの曲でライブでは途中ミックがステージ中央に出てトーキング・ドラムソロを行うがたっぷりその模様も収録されている。

Side Ⅱ
「Just Like You Used To Be」・・・クリスティン・マクヴィーのボーカルの曲だがどのアルバムにも収録されてなく詳細は不明

「Green Manalishi」・・・この曲からピーター・グリーン在籍時のスタジオ録音が3曲収録されている。
ピーター・グリーンらしい怪しげな曲調で一度聞いたら忘れられない名曲!
SideⅣではリンジー演奏のライブ・バージョンが収録されているので聞き比べるのも面白い。
「Homework」・・・ブルース・ジャム/フリートウッドマックに収録されている。
「World In Harmony」・・・随分後になって発売されたいろんな初期マックのアルバムにも収録されてるインストルメンタル

Side Ⅲ
「Station Man」・・・この曲から再びライブに戻り「Kiln House」に収録されてたダニー・カーワンの曲でリンジーのボーカル曲だがまだなじんでない感じの演奏になっている。
「Spare Me A Little」・・・「Bare Trees」に収録されてるクリスティンらしい曲
「Rhiannon」・・・ジャケットにもなっているスティーヴィー・ニックスの曲で彼女の人気を決定付け、さらに名実ともにビッグ・アーチストの仲間入りした名曲

Side Ⅳ
「Why」・・・「Mystery To Me」に収録されているクリスティンらしいやさしい曲で、何度となくメンバー・チェンジを繰り返すバンドの中でやっとマッチしたメンバーとめぐり合ったって感じをうけるのは私だけであろうか・・・
「Landslide」・・・スティーヴィーの曲でリンジーのアコースティック・ギターでしっとりと歌っている。
「Over My Head」・・・クリスティンの曲、新生マックはリンジー&ニックスが注目されがちだけどクリスティンがいてうまくバランスが取れてる
「Green Manalishi」・・・前出のピーターの曲をリンジーが演奏するライブ・バージョン、来日の時この曲は演奏しなかったけど聴きたかったなぁ

Fleetwood mac 4.JPG

こちらが裏ジャケットです。
さすがに正規盤ではないので音はモコモコしてて聴きにくいがライブの緊張感は充分伝わってくる。
ちょうど新生マックになって1枚しかアルバムを発表してない頃のライブなので旧マックの曲も数曲入って変貌していく過渡期の貴重な音源となっている。
昔のマックも聴き直したくなってしまった、ボブ・ウェルチもけっこう好きなんですよね♪

BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM [Rock]

Fleetwood mac 0.JPG

BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM (1973)
このアルバムはフリートウッド・マックに参加以前にスティービー・ニックスとリンジー・バッキンガムがデュオとして発表した唯一のアルバムである。

ライナーノートによると「フリッツ」というグループで二人は出会い解散後、コンビを組み曲作りに励みレコード会社に売り込みを続けるうちポリドールと契約しこのアルバムを製作したらしい。

ニックスとバッキンガムが4曲づつ、共作が1曲にカバー曲(インスト)が1曲収められているがサウンド的にはフリートウッド・マックにオーディション無しで誘われた事でもわかるように親しみ易いメロディーラインのポップス性豊かな曲で溢れている。
4曲目の「クリスタル」(スティービーの曲でヴォーカルはバッキンガム)は1976年二人が参加して初めてのフリートウッド・マックのアルバム「ファンタスティック・マック」にも収録されている。
どの曲も後のフリートウッド・マックを彷彿させる曲調で再録してもいいくらい完成度は高い。

残念ながらCD化されてなく現在では入手不可能な貴重盤となっているようだ。



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。