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KARLA BONOFF [Rock]

ワールドカップや仕事が忙しくてUP出来なくて久々の更新となりました。
今回のアルバムは大好きな女性ソングライターのカーラ・ボノフのデビュー・アルバム

Karla Bonoff.JPG

KARLA BONOFF (1977年)
カーラ・ボノフはロサンゼルス生まれ、1960年代に姉のリサとデュエットを組みライブハウスで演奏していたそうです。
そのライブを見て関心を持ったのが当時リンダ・ロンシュタットとストーン・ボニーズを組んでいたケニー・エドワーズで、1969年にストーン・ボニーズ解散後、カーラ・ボノフを誘いアンドリュー・ゴールド、ウェンディ・ウォルドマンと共にブリンドルというグループを結成しA&Mからシングル・デビューするのですがアルバム発売前にレコード会社とのトラブルで解散してしまいます。
その後、ケニー・エドワーズがリンダ・ロンシュタットのバッキング活動に戻り、カーラをリンダに紹介する事でカーラにチャンスが訪れます。
カーラの曲を気に入ったリンダは「Hasten Down The Wind」で3曲も取り上げアルバムは大ヒットしカーラ・ボノフの名もメジャーになりこのアルバム・デビューとなったのです。

このアルバムはケニー・エドワーズがプロデュースを勤め、リンダ・ロンシュタットのレコーディングやライブのバックを勤めるウエスト・コーストの凄腕ミュージシャンが勢揃いしています。
ケニー・エドワーズ、ラス・カンケル、リーランド・スクラー、ワディ・ワクテル、アンドリュー・ゴールド、ダン・ダグモア etc.そしてバック・ボーカルにはリンダ・ロンシュタット、J・D・サウザー、グレン・フレイ、ウェンディ・ウォルドマン等が参加している豪華版です。

カーラのピアノで始まりワディ・ワクテルのギターが絡んでくる「Someone To Lay Down Beside Me」はリンダ・ロンシュタットもレコーディングしている曲で、リンダほど派手さはないもののシンプルな歌声で彼女の世界に引き込まれて行きます。
「I Can't Hold On」はアップテンポの曲でバラードの多いカーラの曲の中でも明るく楽しい曲である。
「Lose Again」この曲もリンダ・ロンシュタットが取り上げた曲だが、シンプルなピアノのひき語りというスタイルで歌い上げている。
「Home」ではカントリー調なサウンドでダン・ダグモアのペダル・スチールがいい味を出している。
「Faces In The Wind」スケールの大きい曲だが、なんとなく自信なげな控えめなヴォーカルが気になる。
「Isn't It Alway Love」カーラらしいリズミカルな曲でこのアルバムのベスト・トラックと言って良い好きな曲である。
「If He's Ever Near」カーラがギターの弾き語りで歌い、バックミュージシャンがそっとサポートしてるような曲でライブのような雰囲気になっている。
「Flying Hight」この曲もカントリー調の曲。
「Falling Star」アコースティックなシンプルな演奏の曲だがカーラらしい哀愁が漂う美しい曲だ。
「Rose In The Garden」アルバム最後を飾るこの曲もピアノの弾き語り風、バックコーラスにケニー・エドワーズとリンダ・ロンシュタットが参加している。

どうしてもリンダ・ロンシュタットと比較してしまうのだけど、デビューアルバムだしリンダの円熟したボーカルと比べるのは酷だろう、しかしカーラ・ボノフの魅力は女性のけなげな美しさを歌う事が出来る事で独自の世界を作っている。
初々しい雰囲気の漂う傑作アルバムだと思っています。


Karla Bonoff

Karla Bonoff

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2008/03/01
  • メディア: CD



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