BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM [Rock]
BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM (1973)
このアルバムはフリートウッド・マックに参加以前にスティービー・ニックスとリンジー・バッキンガムがデュオとして発表した唯一のアルバムである。
ライナーノートによると「フリッツ」というグループで二人は出会い解散後、コンビを組み曲作りに励みレコード会社に売り込みを続けるうちポリドールと契約しこのアルバムを製作したらしい。
ニックスとバッキンガムが4曲づつ、共作が1曲にカバー曲(インスト)が1曲収められているがサウンド的にはフリートウッド・マックにオーディション無しで誘われた事でもわかるように親しみ易いメロディーラインのポップス性豊かな曲で溢れている。
4曲目の「クリスタル」(スティービーの曲でヴォーカルはバッキンガム)は1976年二人が参加して初めてのフリートウッド・マックのアルバム「ファンタスティック・マック」にも収録されている。
どの曲も後のフリートウッド・マックを彷彿させる曲調で再録してもいいくらい完成度は高い。
残念ながらCD化されてなく現在では入手不可能な貴重盤となっているようだ。