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JT / JAMES TAYLOR [Rock]

4月にキャロル・キングとのジョイントで久々に来日するジェイムス・テイラー
地味だが名作揃いの彼のアルバムでのお気に入りは

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JT / JAMES TAYLOR (1977)

「JT」はくしくも以前UPしたジャクソン・ブラウンの「孤独なランナー」と同じ年の1977年に発表されたアルバムである。

プロデューサーにはジェイムスを見出し初期のアルバム・プロデュースを手がけ、その後リンダ・ロンシュタットのアルバム等で有名なピーター・アッシャーを再び迎えている。
さらにスタジオ・ミュージシャンには、これもジェイムスの初期のアルバムから参加していて「孤独なランナー」にも参加しているダニー・クーチ(ギター)リーランド・スクラー(ベース)ラス・カンケル(ドラムス)それにドクター・クラレンス・マクドナルド(キーボード)に当時奥さんであったカーリー・サイモンやリンダ・ロンシュタット、デヴィッド・サンボーンなどがゲストで参加している。

当然、これだけデビュー・アルバムに携わっているプロデューサーやミュージシャンが集まった事でアルバム発売当初は『あの名盤「スイート・ベイビー・ジェイムス」が蘇った』などというキャッチ・コピーで宣伝されたものである。
しかし1曲目の「Your Smiling Face」や「Honey Don't Leave L.A.」「I Wos Only Telling A Lie」の3曲はいままでのジェイムスのアルバムではあまり聴かなかったロックン・ロール調の曲で面食らってしまう。
でも他の曲はいままでのジェイムスらしいしっとりとした曲調でまとめてある。

彼のアルバムを聴いていると彼のやさしさに心良く包まれて行き、とても気持ちが落ち着いてくる。
ジェイムス中期の名盤で今聴いても新鮮なアルバムで30年以上たってるのが信じられないくらいだ。

このブログを始めたおかげで久々にこんな素敵なアルバムを聴く事が出来た、感謝です♪

JT

JT

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Columbia
  • 発売日: 2000/04/27
  • メディア: CD



JAPANESE GIRL / 矢野顕子 [JAPAN]

このアルバムを初めて聴いた時の事を、今でもすごく覚えている。
その当時、「山下達郎のオールナイトニッポン」を毎週聴いていて矢野顕子がゲストで登場、今度発売になるというこのアルバムを1曲づつ紹介した。

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それがこのアルバム「JAPANESE GIRL / 矢野顕子 」だった。
1976年に発表された記念すべき矢野顕子のファースト・アルバムである。

A面が「AMERICAN SIDE」・・・リトル・フィートのメンバーがバック・ミュージシャンとして参加している。
(キーボードは矢野顕子自身なのでビル・ペインのみ不参加)
「気球にのって」・・・矢野顕子のピアノにロウエル・ジョージのギターが絡んでいく・・・まさしくリトル・フィートだ!
ラジオから流れるこの曲を聴いて鳥肌が立った!すっげぇミュージシャンがいたもんだと・・・
「クマ」・・・この曲ではロウエルが尺八&フルートも披露している。
変則のリズムと独特のヴォーカルが彼女の世界をしっかり作っている。
「電話線」・・・軽快なリズムのこの曲もしっかり顕子節に仕上がっている。
「津軽ツアー」・・・津軽民謡ホーハイ節が原曲
「ふなまち唄PartⅡ」・・・彼女が3歳から中学まで過ごした青森のねぶた祭りのリズムである。
サム・クレイトンのパーカッションとリッチー・ヘイワードのドラムがしっかりねぶたしてるのが良い

リトル・フィートのメンバーは聞いたこともない日本の女性アーチストのデビュー・アルバムの演奏を頼まれた時には単なる小遣い稼ぎくらいのつもりで参加したらしいが、レコーディングが始まり矢野顕子の才能に共感し、当初なめてかかってたのを詫び、最後まで全力演奏をしたという逸話が残っている。
デビュー作にしてリトル・フィートと渡り合うなんてすごいのひとことだ。

そしてB面は「日本面」
「大いなる椎の木」・・・シンプルな楽曲だ、ドラムは林立夫、ベースが細野晴臣
「へりこぷたあ」・・・つづみが使用されていてストリングスとからんでいる斬新な曲
「風太」・・・この当時矢野顕子は20歳、長男の風太君を唄った作品
「丘を越えて」・・・彼女の名を知らしめた古賀政男の名曲、NHKでも取り上げられTVでも歌っている。
バックミュージシャンははちみつぱい(現ムーンライダース)コーラスはあがた森魚
「ふなまち唄PartⅠ」・・・A面と聞き比べるのもおもしろい、途中のシンセの音が強烈に耳に残る

とても良い意味でショックを受けたアルバムで今までの音楽の概念が変わってしまった。
とても日本を感じるアルバムだ、今でも大好きなミュージシャンでライブにも何度か足を運んでいるが彼女独特の世界があって、どっぷりと浸っていて気持ちの良い音楽である。
彼女のアルバムにはよく民謡や童謡や歌謡曲が取り上げられているがどの曲も矢野顕子流に料理されている。
ジャンルを問わず音楽を楽しんでるのが伝わってくる、原点の傑作アルバムである。

JAPANESE GIRL

JAPANESE GIRL

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 1994/05/25
  • メディア: CD



RUNNING ON EMPTY / JACKSON BROWNE [Rock]

今、シェリル・クロウとのジョイント・ツアーで来日中のジャクソン・ブラウン。
今回は公演を観に行かないので久々にこのレコードが聴きたくなった♪

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RUNNING ON EMPTY / JACKSON BROWNE(1977)
ジャクソン・ブラウンは私の大好きなミュージシャンの一人で3・4回来日公演にも行ったことがある。
このアルバムは名作「プリテンダー」に続いて発表されたライブ・アルバムだ。
ツアー・メンバーはいつもレコーディングに参加しているおなじみのミュージシャンが勢揃いしている。
デイヴィッド・リンドレー(フィドル、ラップ・スティール)以外は、ダニー・コーチマー(ギター)、ラス・カンケル(ドラムス)、リーランド・スクラー(ベース)、クレイグ・ダーギ(キーボード)のセクションのメンバーで構成されている。
さらにダグ・ヘイウッド、ローズマリー・バトラーがバックコーラスで参加している。
このメンバーでの来日公演も見る機会があったが鳥肌もので素晴らしかった♪

このアルバムではジャクソン・ブラウンのオリジナルは2曲のみで4曲が共作、2曲がカバー曲となっている。
オープニングを飾る「Running On Empty」・・・のっけからラス・カンケルの軽快なドラミングにのってジャクソンらしい曲で歌い上げるとデイヴィッド・リンドレーのラップ・スティールでジャクソンの世界に引き込まれていく。
「The Road」・・・ダニー・オキーフの曲で前半は生ギターとデイヴィッドのフィドルのみで語りかけるように歌い、途中から全員の演奏になっていく。
「Rosie」・・・ドナルド・ミラーとの共作でピアノの弾き語り、ダグとローズマリーのバックコーラスが曲を盛り上げている。
「You Love The Thunder」・・・ジャクソンのオリジナル曲、どことなく憂いを感じるジャクソンらしい曲調でバンドの演奏も完成された世界にはまってジャクソン・ファンにはたまらない曲である。
「Cocaine」・・・ゲイリー・デイヴィスの曲でステージでのテイクではなくリハーサル・ルームでのセッション。
「Shaky Town」・・・ギターで参加しているダニー・コーチマーの曲で彼のバック・ヴォーカルが聞ける。
「Love Needs A Heart」・・・リトルフィートのローウェル・ジョージ、ヴァレリー・カーターとの共作という珍しい曲
どんな曲もジャクソンならではの曲に仕上がってしまうのがいいんですね。
「Nothing But Time」・・・このテイクはツアー・バスの中でのセッションでバスの走る音がバックで聞こえている。
「The Road-Out」・・・ブラウン・ガロファロとの共作・・・ステージが終わり、セットを片付け運び出す、だけどまだ歌いたいからピアノだけは残しておいて・・・と歌うこの曲からそのまま最終曲「Stay」とつながれていく。
この曲ではメンバーのヴォーカルも聴けるハイライト・ナンバーとなっている。

ジャクソン・ブラウンのツアーの中でも最強のミュージシャンが参加したこのライブ・アルバムは、シンプルだけど力強いリズム・セクションと音楽職人たちの名演奏が収められた私のベスト・アルバムのひとつです。



孤独なランナー

孤独なランナー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD



SONGS / SUGAR BABE [JAPAN]

友人が倉敷で「GREEN HOUSE」というレコード店をやってて、たまたま遊びに行って「何か良いのある?」と聞いたところ「国内盤ですごいの出たよ!」と発売したてのアルバムを薦めてくれた。

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SONGS / SUGAR BABE (1975年4月25日)
その当時バンドとしてのシュガーベイブに関しての知識は全く無く山下達郎と大貫妙子の名前は「ライブ・はっぴいえんど(9・21解散コンサート)」のライナーノートでバックコーラスに参加してたので知ってた程度だったが大瀧詠一の主宰するナイアガラ・レーベル第一弾ということで迷う事無く即購入したアルバムである。(今は無き「エレック・レコード」からの発売)

当然ナイアガラ・レーベル第一弾ということでプロデュースは大瀧詠一と山下達郎、エンジニア&リミックスはフィルスペクター・サウンドの大御所:笛吹童子(大滝詠一)が担当している。
今でこそ達郎は音に関しては完ぺき主義者で通っているがファースト・レコーディングということで大瀧詠一の影響は絶大で、いわゆる師弟のような関係でレコードは製作されている。
メンバーは山下達郎(Vo.Guiter.etc.)と大貫妙子(Vo.Kyeb.が中心で大瀧詠一もコーラスで参加している。

「オレたちひょうきん族」の主題歌になった「Down town」(後にEPOがカバー曲でデビュー)や「Show」
大貫妙子の「蜃気楼の街」「いつも通り」など名曲がたくさん収録されている。
私のベストテイクは達郎の「雨は手のひらにいっぱい」で曲もアレンジも最高で達郎の曲の中でもお気に入りの曲である。
当然、当時はCDなどはなくアナログ盤独特のもっこりとしたサウンドが心地よい♪

※ボーナストラックがたっぷり入ってるCDが発売になってるのでお薦めです。
①1999年発売分はCDらしい音質にリミックス
②2005年発売の 30th Anniversary Editionはアナログ盤ぽい音質でリミックス
ボーナストラックの曲は①と②で違っています。

SONGS

SONGS

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/02
  • メディア: CD


SONGS 30th Anniversary Edition

SONGS 30th Anniversary Edition

  • アーティスト: シュガー・ベイブ
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 2005/12/07
  • メディア: CD



Pat Metheny Group [JAZZ]

私は昔、JAZZはあまり聞かなかった、というより聞くチャンスが無かった。
そして転勤で鳥取に居た頃「はいから亭」というJazz喫茶のマスターと知り合い毎日夕食後に通ったものだ。
とにかく毎日夜遅く閉店時間までJazzのレコードを聞かせてもらった。
パット・メセニーを初めて聞いたのもこのお店だった。
1975年にジャコ・パストリアスを迎えて発表した初リーダー作『ブライト・サイズ・ライフ』も大好きで後日UPしたいと思う。
そして来日の鳥取公演の協賛をお店が行うというのでこのアルバムを良く聞いたものだ。

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Pat Metheny Group (1978年)
邦題は「想い出のサン・ロレンツォ」・・・1978年に結成され
オリジナルメンバーはパット・メセニー(Guitars)に加え、ライル・メイズ(Piano)マーク・イーガン(Bass)ダン・ゴッドリープ(Drums)
ジャケットのサインは見に行った鳥取公演の時にメンバー全員が書いてくれたものである。(私の名前が書いてある部分は消してます・・・)
1曲目はパットとライルの共作「San Lorenzo」で始まる。軽快なテンポのこの曲はグループとして初アルバムの冒頭を飾るにふさわしく各メンバーの力量が伺える演奏を聞かせてくれている。
2曲目の「Phase Dance」もパットとライズの共作で「San Lorenzo」に似た曲調である。
3曲目からはパットの曲で「Jaco」はパットの良き音楽仲間のジャコ・パストリアスに捧げられた曲だろう、マークのベース・ソロがフューチャーされている。
4曲目「Aprilwind」はパットのギターのみの曲でそのまま5曲目「April joy」へと続いていく。
6曲目「Lone Jack」は再びパットとライルの共作のアップテンポの曲でパットとライルのコンビネーションが素晴らしいハーモニーを奏でてる。
アルバム全体が一つの組曲のような構成になっていてパット独特のギターとECMレコード特有の透明感のある音質が快い傑作である。



想い出のサン・ロレンツォ

想い出のサン・ロレンツォ

  • アーティスト: パット・メセニー,ライル・メイズ,マーク・イーガン,ダン・ゴットリーブ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: CD



Fleetwood Mac LIVE (海賊盤) [Rock]

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Fleetwood Mac (1977 LIVE 海賊盤)
このアルバムは輸入盤専門店で偶然見つけた海賊盤です。
当然ライナーノートもなく、レコーディング・データも記載がありません。
2枚組で全14曲収録・・・1977年にブラジルで発売されたレコードらしい。
収録曲から見て「ファンタスティック・マック」のツアーの模様を収めたライブ・アルバム、1977年発表の「噂」の収録曲は入っていないがこのメンバーでのアルバム未収録曲(昔のフリートウッドマックの曲)も収録されている。
不思議なことに1枚目のB面(SideⅡ)のみなぜかピーターグリーン在籍メンバー時のスタジオ録音の音源が収録されている。

Side Ⅰ
「I'm So Afraid」・・・リンジー・バッキンガムのギターで始まる新生マックの名曲
「Oh,Well」・・・新生マックのライブではいつも演奏されてるピーター・グリーンの曲でリンジーがヴォーカルをとっているギターのリフがかっこ良い。
「World Turning」・・・これも新生マックの曲でライブでは途中ミックがステージ中央に出てトーキング・ドラムソロを行うがたっぷりその模様も収録されている。

Side Ⅱ
「Just Like You Used To Be」・・・クリスティン・マクヴィーのボーカルの曲だがどのアルバムにも収録されてなく詳細は不明

「Green Manalishi」・・・この曲からピーター・グリーン在籍時のスタジオ録音が3曲収録されている。
ピーター・グリーンらしい怪しげな曲調で一度聞いたら忘れられない名曲!
SideⅣではリンジー演奏のライブ・バージョンが収録されているので聞き比べるのも面白い。
「Homework」・・・ブルース・ジャム/フリートウッドマックに収録されている。
「World In Harmony」・・・随分後になって発売されたいろんな初期マックのアルバムにも収録されてるインストルメンタル

Side Ⅲ
「Station Man」・・・この曲から再びライブに戻り「Kiln House」に収録されてたダニー・カーワンの曲でリンジーのボーカル曲だがまだなじんでない感じの演奏になっている。
「Spare Me A Little」・・・「Bare Trees」に収録されてるクリスティンらしい曲
「Rhiannon」・・・ジャケットにもなっているスティーヴィー・ニックスの曲で彼女の人気を決定付け、さらに名実ともにビッグ・アーチストの仲間入りした名曲

Side Ⅳ
「Why」・・・「Mystery To Me」に収録されているクリスティンらしいやさしい曲で、何度となくメンバー・チェンジを繰り返すバンドの中でやっとマッチしたメンバーとめぐり合ったって感じをうけるのは私だけであろうか・・・
「Landslide」・・・スティーヴィーの曲でリンジーのアコースティック・ギターでしっとりと歌っている。
「Over My Head」・・・クリスティンの曲、新生マックはリンジー&ニックスが注目されがちだけどクリスティンがいてうまくバランスが取れてる
「Green Manalishi」・・・前出のピーターの曲をリンジーが演奏するライブ・バージョン、来日の時この曲は演奏しなかったけど聴きたかったなぁ

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こちらが裏ジャケットです。
さすがに正規盤ではないので音はモコモコしてて聴きにくいがライブの緊張感は充分伝わってくる。
ちょうど新生マックになって1枚しかアルバムを発表してない頃のライブなので旧マックの曲も数曲入って変貌していく過渡期の貴重な音源となっている。
昔のマックも聴き直したくなってしまった、ボブ・ウェルチもけっこう好きなんですよね♪

BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM [Rock]

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BUCKINGHAM NICKS / NICKS & BUCKINGHAM (1973)
このアルバムはフリートウッド・マックに参加以前にスティービー・ニックスとリンジー・バッキンガムがデュオとして発表した唯一のアルバムである。

ライナーノートによると「フリッツ」というグループで二人は出会い解散後、コンビを組み曲作りに励みレコード会社に売り込みを続けるうちポリドールと契約しこのアルバムを製作したらしい。

ニックスとバッキンガムが4曲づつ、共作が1曲にカバー曲(インスト)が1曲収められているがサウンド的にはフリートウッド・マックにオーディション無しで誘われた事でもわかるように親しみ易いメロディーラインのポップス性豊かな曲で溢れている。
4曲目の「クリスタル」(スティービーの曲でヴォーカルはバッキンガム)は1976年二人が参加して初めてのフリートウッド・マックのアルバム「ファンタスティック・マック」にも収録されている。
どの曲も後のフリートウッド・マックを彷彿させる曲調で再録してもいいくらい完成度は高い。

残念ながらCD化されてなく現在では入手不可能な貴重盤となっているようだ。



Little Feat / Little Feat [Rock]

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Little Feat / Little Feat (1971年)
前回2ndアルバム「Sailin' Shoes」をUPした後、すごく聞きたくなってさっそくデジタル化し、改めて聞き直す・・・
いきなりロウエル・ジョージのギターから始まる「Snales on Everything」(ビル・ペインの曲)でリトル・フィートの歴史は始まったんですね。
アルバム・プロデュースはラス・タイトル万(よく知らない・・・)
全体的にシンプルでリトル・フィート特有のファンキーさはまだ感じられない。
3曲目の「Truck Stop Flats」はロウエル&ペインの共作でザ・バーズも演奏している。
5曲目に2ndアルバムでも再録されてる名曲「Willin」にはライ・クーダーがボトルネック・ギターで参加している。
出来の方はといえばテンポも早く、2ndアルバムのバージョンの方がその後のライブでも演奏されている。
続く「Hamburger Midnight」でリトル・フィートらしいパワフルな演奏が楽しめる。
B面に変わり(アナログだなぁ)「Forty Four Blues/How Many More Years」ぎんぎんのブルース・ナンバーでライ・クーダーのボトルネックとロウエルのブルース・ハープのからみが最高にカッコイイ曲である。
「Crack in Your Door」もこのバンドらしいドライヴ感のある曲で好きだ。
「I've Been the One」にはペダル・スティールでスヌーキー・ピートが参加しててウエスト・コースト特有のゆったりした曲である。
全体的にはまだ荒削りな感じのアルバムであるが、こうして聞くとビル・ペインの存在は欠かせないバンドなんだなぁと再確認。
名盤はまだまだたくさんあるバンドだけに後でじっくりUPしたいと思います。
Little Feat

Little Feat

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wea Japan
  • 発売日: 2009/02/03
  • メディア: CD



Sailin' Shoes / Little Feat [Rock]

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Sailin' Shoes / Little Feat(1972年)
私の大好きなバンドのひとつリトル・フィート
1969年ローウェル・ジョージ(スライド・ギター、ヴォーカル)ビル・ペイン(キーボード、ヴォーカル)リッチー・ヘイワード(ドラムス)ロイ・エストラーダ(ベース、このアルバム発表後脱退))の4人で結成される。
ファースト・アルバムは商業的に成功ではなかったが、プロデューサーにドゥービーブラザーズを手がけているテッド・テンプルマンを迎えての2nd.アルバム。
さすがに数々の名盤を生み出してた頃のテッドのプロデュースはファースト・アルバムに比べてサウンドに格段の進歩が見られ迫力のあるアメリカン・ロック・アルバムに仕上がっている。

ベスト・トラックは名曲「Willin’」でファースト・アルバムにも収録されているがこちらの方が圧倒的に良い出来である。
ローウェル・ジョージのスライド・ギターがあまりにも有名になってしまって彼のワンマン・バンド的に思われがちだがビル・ペインのキーボード、リッチー・ヘイワードのドタバタ変則ドラムも良い味出してます。

そしてもう一人のメンバーとも言えるネオン・パークが、このアルバムから印象的なジャケットのイラストを手がけている。

4枚目「アメイジング」が国内ではリトル・フィート初の発売となっていて国内未発売だった1st..2nd.アルバムは輸入版をすぐに買って聴いたものである。

1978年に初来日していて、その時の公演を見に行きましたがその当時はポール・バレールやビル・ペインの存在が大きくローウェル・ジョージは若干お疲れのような感じでした。
翌年ローウェルが急逝してしまい貴重なライブとなってしまいましたが今も記憶の中で生き続けています。


セイリン・シューズ

セイリン・シューズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: CD



はっぴいえんど / はっぴいえんど [JAPAN]

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はっぴいえんど / はっぴいえんど (1970年8月5日)
「ゆでめん」の名称の方が有名な伝説のグループ「はっぴいえんど」のファーストアルバム。
友人宅で初めて聞いたこのアルバムはとても衝撃的ですぐに愛聴盤になりました。
大滝龍一のあめ玉しゃぶってるようなボーカル、細野晴臣の特徴のあるベース&ボーカル、鈴木茂のギター、松本隆のドラムという個性溢れる4人の強力メンバーは後に日本音楽史に残る活躍をすることになる。
特に初めて聞いたときの松本隆の歌詞には新鮮な驚きを覚えたものだった。
この頃「日本語」のロックは賛否両論で物議をよんでたものである(今思うと何で?って感じだけど)それまでロックと言われるグループで日本語のオリジナル曲は殆どなかったんですね!

1曲目の「春よ来い」でもうメロメロ、「かくれんぼ」も松本隆の歌詞と大滝龍一のボーカルがマッチしたはっぴいえんどらしい名曲である。
このアルバムのベスト・テイクは「12月の雨の日」で別テイクでシングル盤でも発売されている。
久々に聞いたけど40年前のアルバムってのが信じられないくらい今でも新鮮に聞けるじゃないですか!
日本の名盤に違いないアルバムです。

1972年解散後も各メンバーのソロアルバムは聴き続けています。
特に細野晴臣のその後の活動は素晴らしくキャラメル・ママ(のちにティン・パン・アレー)Y.M.Oと続いて行くのですが私のレコード・ライブラリーの中心となって行くのでした。
はっぴいえんどファミリーのレコードも今後ずいぶんとこのブログに出てくる事でしょう♪

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